Red Wonderland

我儘で傲慢な女

【SWSH】シーズン33使用構築 バドホウオウFinale【最終2124-1位】

 

使用TN:Consul
成績:最終2124-1位

 

 シーズン29と32で使用していた「黒バドレックス+ホウオウ」の並びが伝説2体環境で最強だと信じ続けていたため続投することを決意。従来の「黒バドレックス+ホウオウ」では環境に一定数存在するラキヌオー等に不利を取るため、シーズン序盤から勝率を安定させる方法を脳内で試行錯誤し構築を完成させた。

 

 

【構築のコンセプト】

・環境に存在する全ての構築に対して有利を取れるようにする
・対面選出と受けからの攻めへの切り返しと受け特化選出全てを組み込む
・自分の経験則と力量で最大限対応できるようにする

 

【採用順】

 

 

黒バドレックス@拘りスカーフ
特性:黒の嘶き
性格:控えめ
努力値:182(52)-x-128(220)-224(148)-121(4)-181(84)
技構成:アストラルビット サイコショック ドレインキッス トリック

 伝説2体ルール最強伝説ポケモン1。スカーフ黒バドレックスは環境に存在している全ての構築に対して「攻めと受けと崩し」3つの強力な動きを持っていることで全抜き&詰ませができる。これによりサイクル構築の厳しい相手である強力な崩しをしてくるポケモンに対しても柔軟に立ち回ることができる。構築の並びが受けよりなこともあり相手視点崩しポケモンだけで選出してしまうとこちらの「黒バドレックス」が止まらずに全抜き、「黒バドレックス」を意識しすぎて受けよりな選出をしてしまうとこちらの受けサイクルが崩せない、といった両縛りが成立しているため全てがかみ合っている。竜王戦ルールでは最弱であったがこのルールでは和解できた最高のポケモン

 

 

ホウオウ@厚底ブーツ
特性:再生力
性格:腕白
努力値213(252)-151(4)-145(172)-x-177(20)-118(60)
技構成:聖なる炎 ブレイブバード 自己再生 みがわり

 伝説2体ルール最強伝説ポケモン2。環境トップ&最多採用されているザシアン構築に対して有利が取れる破格の性能を持っている。技構成は「聖なる炎+ブレイブバード+自己再生」まで確定とし、最後の技は「ふきとばしorみがわり」で悩んでいたが後述する「ナットレイ」との相性を考えて今回は「みがわり」での採用。交代するだけで体力が回復する「再生力」が本当に強く、詰め筋やダイマックス枯らしもできるため選択肢が多くあるのが素晴らしい。プレイヤーの認識と力量で最強にも最弱にもなれる最高のポケモン

 

 

ガブリアス@気合いの襷
特性:鮫肌
性格:陽気
努力値:183-182(252)-116(4)-x-105-169(252)
技構成:スケイルショット 地震 ステルスロック 剣の舞

 最強の王。従来のバドホウオウでは相手の「ウーラオス」や強力な崩しを持ちポケモンに対して不利なサイクルをしかけられることが多く、型や選出次第になり安定感が少し不安定になっていた。しかし「ガブリアス」を採用することで全てが解決した。ザシアンと最低相打ちが取れる性能に加えて「素早さ102」が本当に強く、受けに回ったら勝てない構築に対しても対面選出の選択肢があることで有利な勝負をすることができる。従来のガブリアス入りバドホウオウの弱点はラキヌオーが崩せないことでありS29の最終1位チャレンジでは負けてしまったが、後述するラキヌオーを克服したガブリアス入りバドホウオウは最強だった。

 

 

バンギラス@カゴのみ
特性:砂嵐
性格:慎重
努力値:207(252)-154-131(4)-x-167(252)-81
技構成:ロックブラスト イカサマ ステルスロック 眠る

 1ヵ月間悩みに悩んで最後の1枠に入ってきたポケモン。「黒バドレックス」構築はやはり相手の「イベルタル」構築に対して超絶不利な展開を押し付けられてしまうためそこを対策するのがこのバンギラス。「物理or気合玉採用イベルタル」には負けてしまうが物理の場合「ダイスチル」読み「ホウオウorナットレイ」交代の択、「気合玉」の場合技スペース的に「ふいうち」はないことがほとんどなので黒バドレックスの「ダイフェアリー」で倒せるため実はどちらの型でも両縛りが成立している。このように相手視点のみ有利に見える展開を作り出して誘殺することで簡単に切り返すことができる。

 

 

ポリゴン2@進化の輝石
特性:トレース
性格:呑気
努力値:191(252)-100-156(252)-125-117(12)-58 ※S個体値0
技構成:イカサマ れいとうビーム 自己再生 スピードスワップ

 1位の時5/8で採用されているおまるちゃん。ホウオウを使うに当たって一番厳しい相手が「ランドロス」なのでそこに強く出ることができるHB型で採用。S29とS32では特性「アナライズ」で使っていたが「ステルスロック+剣舞ランドロス」に崩されてしまうため「バドザシランド+ラキヌオー」みたいな並びに安定させるため「トレース」に変更をした。特性「トレース」のメリットは「ステロ+珠ランド」以外にも「ジガルデ+ゴチルゼル」に選出できたりホウオウの「再生力」をコピーしてTOD総量で負けにくくするといった使い方もできる。初めて「トレース」ポリゴン2を採用したので少し不安もあったが結果は全て想定通りに勝つことができたのでなんでも試すことが大事だと感じた。

 

 

ナットレイ@食べ残し
特性:鉄の棘
性格:生意気
努力値:181(252)-114-152(4)-x-184(252)-40
技構成:タネマシンガン 叩き落とす まもる 宿り木の種

 「黒バドレックス+ホウオウ」のナットレイは「カイオーガ受け」としての役割が一番大事なので「タネマシンガン+守る+宿木の種」は確定である。最後の技は「ジャイロボール」や「身代わり」が採用されがちだが、ゼルネアスは「ジャイロボール」を採用しても「気合玉」持ちには負けるし、「みがわり」はゴチルゼルを誘殺するために採用していたが、S30で公開した以上強い動きにはならない。そこで目を付けたのが「叩き落とす」だった。火力がないことで課題であったラッキー入りに対して「進化の輝石」を叩き「みがわりホウオウ」で完封する、「叩き落とす+ダイサイコ+Fダイサイコ」でラッキーの後投げを許さない、相手の黒バドレックスが突っ込んできた場合「拘りスカーフ」を叩きこちらの「スカーフバドレックス」を通せるので全ての動きに噛み合うことに気づいた。他にも強すぎる動きはまだまだあるが「叩き落とす」に気づいた時S33は絶対に勝てると確信を持てた、本構築の核であり最強のポケモン

 

 

【構築の要点】

・環境に多く存在する構築に有利が取れる構築を使う

 「黒バドレックス+ホウオウ」の並びはザシアン入りを始めとした全ての構築に有利を取ることができ選出画面で完全に詰んでいる場面が存在しない。初見殺しをされる場合もあるがサイクル構築の性質上そこからでも巻き返すことができたり最上位に「黒バドレックス+ホウオウ」を使って勝ち上がれるプレイヤーが2人しかいないためメタ対象にされることもない。「対面選出、受けから攻めへの切り返し、受けループ」の3選出に相手視点完璧に対応するのが難しいこともあり本構築を使用した。


・練度の高い構築を使う

 伝説2体ルール7ヶ月目ということで程度環境が固まってきている。0から新しい並びを使うのではなく自分が慣れている構築に環境メタを組み込んで強い動きや立ち回りを煮詰めるのが特に大事である。実際に「黒バドレックス+ホウオウ」を使ったS29.32.33では全て最終1桁圏内まではいけており最終1位チャレンジも2回挑戦することができた。S33を通して「黒バドレックス+ホウオウ」の並びを使ったのはポケリーグと型バレを考慮し最終日朝5時から9時までの少しだけであったが過去2ヵ月の経験や練度が功を奏し最後まで勝ち切ることができた。

 

 

 

 

 

 

 今回の結果で剣盾最終1位8回目を取ることができました。伝説2体ルールは自分がやりたい動きが全くできなくて苦手意識があり、始まる前は「7ヶ月あるし最終1位2回くらい取れる」と思い込んでいましたが蓋を開けてみると全然勝てず何度も心が折れかけていました。しかし「黒バドレックス+ホウオウ」だけは唯一僕のやりたいポケモン対戦ができて半年ぶりに最終1位をとれたので本当に嬉しいです。最終1位までの対戦動画をYoutubeで公開するのでそちらも見ていただけると嬉しいです。閲覧ありがとうございました。

 

Youtubehttps://www.youtube.com/channel/UC4e7rsaJW-M7vr55lsDMjYQ