♢使用TN&戦績
S12 ‐Berserk Gene(2136‐13位)
S13‐Rogue(2117‐17位)
S14‐Verthandi(2157/2107‐70位)
S15-Sonia(2148‐6位)
S16-くろこ(2154/2150‐3位)
S17‐くろこ(2178‐1位)
シーズン10~11で使っていた「HBDカバルドン+両刀ボーマンダ+剣舞鋼Zギルガルド+HDポリゴン2」の対応範囲が広く、環境にいる7~8割の構築に対して互角以上に戦えることに気づいたため、残りの2枠を模索しながら環境に合わせて微調整を繰り返し使用していきました。
【個体紹介】
カバルドン@フィラのみ
性格:腕白
実数値:212(228)‐132‐171(140)‐x‐110(140)‐67
技構成:地震/あくび/ステルスロック/ふきとばし
♢C211メガリザードンYの晴れ下大文字を確定耐え
(≒C179アーゴヨンドラゴンZりゅうせいぐん)
♢A143ミミッキュ+2ミミッキュZじゃれつくを確定耐え
ボーマンダ@ボーマンダナイト
性格:無邪気
実数値:171(4)-183(140)-151(4)-154(108)-99-189(252)
技構成:恩返し/地震/大文字/流星群
✔︎恩返しで131(4)-100ミミッキュが乱数1発(87.5%)
✔︎流星群で197(212)-130(156)メガボーマンダが乱数1発(31.2%)
◆最速
ギルガルド@鋼Z
性格:意地っ張り
実数値:157(172)-112(252)-170-x-171(4)-90(76)
技構成:影うち/アイアンヘッド/キングシールド/剣の舞
✔︎+2ハガネZアイアンヘッドで191(244)-156(252)ポリゴン2@進化の輝石が乱数1発(37.5% )+ステルスロックで確定
♢A200タイプ一致地震が乱数一発(6.2%)
カプ・テテフ@気合いの襷
性格:臆病
実数値:145-x-95-182(252)-136(4)-161(252)
技構成:サイコキネシス/10万ボルト/きあいだま/瞑想
✔︎10万ボルトで204(252)-121テッカグヤが確定2発
ポリゴン2@進化の輝石
性格:慎重
実数値:191(244)-101(4)-111(4)-x-160(244)-82(12)
技構成:恩返し/イカサマ/電磁波/自己再生
♢C211メガリザードンYの晴れ大文字が乱数2発(9.3%)
♢C179アーゴヨンの+2ドラゴンZりゅうせいぐんが乱数1発(6.2%)
◆麻痺が入った最速ミミッキュ(カプ・テテフ)抜き
カプ・レヒレ@拘り眼鏡
性格:臆病
実数値:145-x-135-147(252)-151(4)-150(252)
技構成:波乗り/ムーンフォース/ハイドロポンプ/トリック
◆準速ミミッキュ抜き
【構築の要点】
・受けから攻めへの切り替えし →
カバルドン+ポリゴン2の物理+特殊受けで受けながら起点を作っていきボーマンダとギルガルドで一貫性を作っていきます。ボーマンダは相手の高速特殊アタッカーにとても弱いためそこで引き先になれるのがポリゴン2です。初手にボーマンダをなげてゲッコウガやカプ・テテフと対面しても安定した受け先がいるため積極的に繰り出すことができます。剣舞ギルガルドは非常に切り返し能力が高くステルスロック+かげうち×剣の舞で多くの相手を縛ることができます。そのためカバルドンが不慮の事故で落ちてしまってもステルスロックさえ撒けていればそこから3タテということも可能です。
カバマンダ系統は初手にリザードンを投げられることが多く当初はXY両方警戒でボーマンダをあと投げしてケアをしていましたが、S13中盤頃に初手に投げられる大半がリザードンはYしかいないと気づいたため初手にはポリゴン2を置きX非考慮電磁波で機能停止に追い込みました。一定数初手にXを投げてくる人もいましたが鬼羽が多かったため問題はありませんでした。
・ジャラランガへの解答と補完
S10~11で使っていた構築ではフェアリータイプが構築にいなかったためジャラランガZをきられるだけで負けることが非常に多かったです。そこでフェアリータイプのカプ・テテフ+カプ・レヒレを採用し、選出画面での抑制とeasywinをとられないようにしました。この2体はジャラランガだけに強い訳ではなく、重かったマンムーやフェローチェやロトム系統やキノガッサなどにも強く出ることができるため補完としてはとても優れていました。他にもカプ・テテフは比較的早い素早さからの広範囲技をうてることや格闘Zによる鋼への役割破壊、電気Zによるテッカグヤ+カプ・レヒレへの崩し、きあいのタスキによる行動保証&ギルガルドとの同時選出のしやすさ、カプ・レヒレは拘り眼鏡による圧力&トリックによる縛り、水Z+瞑想挑発による受け系統への強力な崩し、カビゴンやポリゴン2へ対して役割破壊のできる叩き落とす、など2体ともどんな型で使っても強力で基本選出の4体に上手く組み込むことができました。
・慎重ポリゴン2の登場
カバマンダガルドポリ2で対戦を重ねていくうえでどうしても無視ができなかったのがメタグロスとミミッキュでした。本来メタグロスに対して有利であるギルガルドは鋼Zのため対面で勝てなく、ポリゴン2はミミッキュとメタグロス両方ともの起点になりかつ押し切られてしまうということが多々あり軸であるはずのポリゴン2が選出できない時期がありました。しかしある時れいとうビームは本当に必要なのか?と疑問を持ち考察していった結果グライオンとカバルドンにしかうたないということに気づいたため、イカサマの採用に至りました。イカサマにすることで特殊方面に下降補正をかけてよくなったので慎重にし擬似的に素早さをあげることができ、少し素早さに努力値を回し準速メタグロス抜きにしました。これによりメタグロスに対してイカサマで高打点、ミミッキュに対しては麻痺をいれながら上から皮を剥がし裏で処理、襷型だったりZを既に使っている場合は麻痺するまで粘ることができます。相手視点れいとうビームをきってるなんて思いもしないので、「おんがえし、電磁波、自己再生」をみたあとにイカサマケアされることはありませんでした。稀にいる最速眼鏡カプ・テテフにもケアが多少きき、サイコショックを打たれない限り電磁波+上から再生で粘りながらフィールドを枯らしながら麻痺待ちができます。
慎重にしたメリットはこれだけではなく、控えめリザードンの火炎放射+オーバーヒートは基本耐えられないので生意気では崩されてしまいますが慎重の場合は麻痺さえ入れてしまえば上をとることができるので当たる確率も考えれば対面では90%以上で勝つことができます。軸の1匹の技構成を変えるということはありえないと思い込んでいましたが柔軟な発想を持つことも大切だと再認識しました。
・ギルガルドが持つ誤魔化し性能の高さ
ギルガルドは固有の特性により受け攻め両立することができる非常に珍しいポケモンです。受け攻めできると言ってもギルガルドは一般的には残飯毒型が多くどちらかというと受けとしての役割が大きいですが、本構築では攻めの鋼Zギルガルドによる誤魔化し性能の高さについてです。ゲッコウガやカプ・テテフのような特殊アタッカーは基本的にポリゴン2に役割を任せていますが、物理格闘Zや挑発エスパーZ、拘り眼鏡テテフ+裏の特殊アタッカー(リザードンY、ゲッコウガ)みたいな構築の場合ポリゴン2が倒されてしまった場合手も足もでなくなってしまいます。ここで誤魔化すことが出来るのが鋼Zギルガルドです。ゲッコウガに対しては電磁波から入ることで格闘Zを打たれてもボーマンダで切り返す、他の技を打たれダメージがC振り切りではないと判断できたらギルガルドにひき格闘Zをケアする、(C無振り悪の波動は確定3発) カプ・テテフに対しても電磁波から入り眼鏡ならガルドひきで処理、挑発をされた場合ギルガルドにひき殴り再度挑発をされてもZキングシールドでシールドフォルムになるため攻撃を耐え対面処理が可能といった機械的なプレイングで高い勝率を保つことができます。ミミッキュに対してもゴーストZ型ならポリゴン2、ミミッキュZ型ならギルガルドといった両縛りをすることができ、並びでの誤魔化し性能が非常に高いです。鋼Zの利点は他にもギルガルドは特殊型が最も有名なため後出しされるポリゴンZ、バンギラス、サザンドラ等を倒すことができたり、剣の舞+電磁波で多くのポケモンを縛ることや、何よりキングシールドによる場持ち性能が1番の強みで本構築の核としての役割を全試合果たしてくれました。
どのシーズンも苦戦することなく安定してレートを上げることができました。自分はこの構築を使うにあたって誰が何を言おうが7世代最強の構築と信じてひたすら戦い続けました。7世代最強と言われているカバマンダですがS1~S16では高成績を残している方はいても1位を取ることはなかったため初めて1位を取れて本当にうれしいです。質問等あればコメント、DMまでお願いします。7世代は最高のゲームです。